社内コミュニケーションとムダ話しのはき違い
2004年10月10日 23:42/ 4,056回のヒット / コメントなし
またか・・・。つい一週間前に、「サロン」の大切さについて書いたばかりだ。今日読んだ本は、それに対しての警告のように私に語りかけた。
イノベーションにはコミュニケーションが大切だ!それは確かな事だ。仕事を進めるためには、コミュニケーションが必要だ。学びにはコミュニケーションが鍵となる。これらはどうだろうか?
コミュニケーション・エリアをオフィスのど真ん中に作りましょう!と私が言うと、サボるやつもいる、と言う人達は少なくなかった。でもイノベーションにはコミュニケーションが絶対必要です。学びにも。そうでしょう?と返した。
ここ数年の間、オフィスの中にコミュニケーションスペースと言って、ちょっとしたオープンな打ち合わせエリアがずいぶん多くの企業に取り入れられたと思う。でも多くの企業で、このような試みは失敗だった。今日読んだジョー・ジラードの『私に売れないモノはない!』で何故失敗したのか分かった。そして、我々ワークプレイス創りに関わる人間は、この失敗を理解しないままコミュニケーション!と騒ぎ続けていることに気がついた。
「しかし、この仕事を始めてすぐに覚えた大事なことがあった。それは、「仲良しクラブには入るな!」ということだ。ほとんどのセールスマンは、新しい職場に入った当日に気づくことなのに、すぐ忘れてしまう。仲良しクラブとは、朝、職場の同僚たちが集まり、前の晩の出来事や、昼食で妻から聞かされた愚痴など、仕事とは無関係の話しをして不毛な時間を過ごすことだ。」
自分の会社員の前世を振り返ってみて、「コミュニケーション」と呼ばれるものでどんな話しをしていたか?もしかしたら、70%は自分のやっている事と直接関係の無いことだったかもしれない。でも、その70%のおかげで大事な30%の話しが可能になったか?と考えると、答えはそうではないように思える。
研究者などは、自分の仕事に没頭しやすいタイプだから、逆にこのようなムダな時間を作らないと、全く世の中や自分の研究分野にとって大切な情報にアクセスしないことになりやすい。でも「普通」の人達といえば、仕事があっても、グループのプレッシャーを感じていたり、仕事が乗らなかったり、自分の仕事が嫌いだったりすると、ついついムダな「コミュニケーション」に多くの時間を費やしたりする。
どうやらここでもまた、ハード的な場の設定ではなく、ソフト的な場の設定(社内での基本ルール、文化、リーダーシップ)が必須だといことになる。ワークプレイスでの本物の仕事に関するコミュニケーション流れを促進するためには、ソフト面がはっきりしていなくてはならない。いきあたりばったりではダメなのだ。
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