自分克服、場の克服

夕べ家に早めに帰ると、子供達がバラバラに遊んでいる中、テレビが
ついていました。番組の名前は忘れてしまいましたが、何やら3人の
ジャグラー(ほら、お手玉とかナイフとかをジャグリングする人達のこと)
のあらゆる場所での対決がネタになっていました。2人はベテラン道化師。
1人は世界ジャグリングチャンピオンシップジュニア戦で東洋人では
初の優勝者、17歳。

見ものだったのが、フィナーレの横浜ワールドポーターズ前で、
客引きをしながらのパフォーマンス。昼と夜のセッション2回行われたん
ですが、昼のセッションでは、道化師の道を歩んできた2人の周りには
人が集まり、ジャグリングしか知らない、通りがかりの客を集めることなど
やったことのない17歳の周りには、全く人が集まらない。なりふりかまわず
人を集めようと必死に通りすがりの人達に声をかけるけれど、効果なし。
焦る。パフォーマンスでも簡単な技もミスる。
それでも勝ちたいという気持ちは捨てない。

夜のセッションも始まりは昼のリピート。17歳の周りには観客ゼロ。
でもそこで彼の中で何かが吹っ切れて、彼は観客ゼロの自分のエリアで
ただ、ただ自分の技を出し切ってジャグリングし始める。

すると、その見事な技に気が付いた通りすがりの人が、他の2人を見ていた
観客が次から次へと集まって来て、結局一番多くの観客を集めた。
17歳は、自分のできること、自分の技を自分らしく外に出しただけ。
そして最終的にはこの番組でもチャンピオンとなる。

こうやって文章になってしまうと、あの実際起こった場の気の流れが
やけに味気なくなってしまうけれど(まあ書き手の国語力の問題が一番
大きいのが原因ですが)実際に自分克服、そして場の克服を見ることが
できて感激でした。

年齢もやっている事も関係ない。勝ちたい(克服したい)という信念と、
ユニークな技を持っていれば、成功する。この工程は、ビジネスも
スポーツも芸術も同じなんですね。
そして最終的には全てが芸術に達する。

あまりにも多くの人達が誰かの生き方の「改善」モードから、企業が
どこかの企業の「改善」モードから抜け出しきれないでいる今、
あなたと私は、何かでユニークな事をしましょうよ!
今はまだそのユニークな事が何か発見できていないし、それは
明日になるのか、20年先になるのか解らないけれど、生きている限り
きっと成し遂げたい。

Jerry Garcia said “be the only ones who do what we do.”
Sounds like something good enough to live for!

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