「ニューオフィス賞が、リサイクルリユーズを重視する 3」では、25人のグループが最適と書きましたが、その25人とはどこから来ているのか。Tom Kelleyの「発想する会社!」も参考になりますが、実際大体25人・一部屋体制で仕事をしてみると、全員の顔が見えやすい距離にあります。25人だと、声も聞こえやすい。全員一揆にしゃべっているとかなりの騒音になってしまいますが、一般的にオフィス内では、個人作業をしている人、2,3人で作業をしている人など様々です。ですから、25人体制だと、通常2,3人で仕事をしている人達が2セットぐらい、他は個人作業をしながら時折他のメンバーに質問したり、ちょっとジョークを飛ばして気晴らししたり、という形になります。これが25人以上となると、グループ作業の人達が増えたり、会話が同時に起こりやすかったりで、スペースは広くなっても騒音が大きくなります。そうすると、個人作業の人達が何となく落ち着かない。
MITのThomas Allen教授のManaging the Flow of Technologyでは、25m法則というものがあり、それは人はオフィス内では自席から25m以上離れている場所は、必要なことでもめったに使わなくなるという法則です。ここでも25という数値が出てきます。