似ているけれど、自分より優れている人

数日間一緒に仕事をしているベサニーは、私と同じ位の年齢だと思う。一緒にいて、よく似ているなぁと思う。物事に対する姿勢と反応が良く似ている人。何でも面白くて興味を持つ。でも彼女は私なんかよりはるかに頭が良いし、気配りが上手い。そういえばリモートで一緒に仕事をしているリンゼーも私と似ていると思う。彼女も私よりもはるかに仕事ができる。

ベサニーと一緒にグループでブレストをしていると、彼女と私が一番喋る。少なくとも全く異なる観点からのコメントをしてグループを刺激したりする頻度は私の方が多いかもしれない。アメリカ人6人フィンランド人1人日本人1人(私)のブレストは、一般の日本人から見ると凄まじいと思う。一応お互いに順番に話すけれど、一人が喋り終わるか終わらないかのタイミングで誰かがすかさず話し出す。その微妙なタイミングの時、大体2,3人がほんのちょっとの差で話し出すけれど、そうとう言わなくては!と思っている話ではない限り、最初に喋りだしたメンバーに場が与えられる。ベサニーがあんまり喋るから、私は言いたい事が言えないで順番待ちで痺れをきらす。日本では佐藤さんとでも話している時で無い限り、まずありえない状況だ。他の人達は、私の勢いに負けて場を譲ってくれるから。

ベサニーと一緒にすることは刺激を受けるだけではなく、私にとっては良い薬となっている。あぁ、日本では私は皆にこんな思いをさせているんだろうな、と思った。ブレストやディスカッションでの喋る回数は減らさないとしても、もっと人に話す場を譲るために、一度の話をうんと短くしよう。ベサニーとリンゼーと自分を比べてみると、劣れているところばかりに気が行くけれど、劣れているからこそ一生懸命やるしかないという気になれる。ネガティブな気持ちを補おうとした時に、大切な気づきがあり、学び、育つんだなあ、とまた感じた。

今日の階級組織・ネットワーク組織についてのセミナーでは、ネットワーク関係が進化していくと、同質的になってしまい、イノベーションが起きなくなってしまうと言っていた。階級組織では、一緒にいて気持ちの良い人達以外とも仕事をしなくてはならないから、多様性のあるチームで仕事を行うとイノベーションが起きやすいとも。この頃私はネットワーク関係に偏っているような気がする。

今日も嬉しい気づきが沢山あった一日だった。

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