2004年1月10日のエントリーで、場創りに関するリーダーシップの必然性について書いた。今夜場創りに関わった経験のある方たちと話をしていた時、FM(ファシリティーマネジメント)の学部について教えて頂いた。日本の大学は、FMは建築学部になる。アメリカでは学校によって違うが、コーネル大学では家庭学部の一部だそうだ。そこから、日本でのFM推進の話に展開した。日本ではFMは家具屋主体のNOPA(ニューオフィス推進会)とゼネコン主体のJFMA(日本ファシリティマネジメント協会)でここ10数年進められている。一般的なイメージとして、NOPAは家具を売る観点からFMを考え、JFMAは建物を売る観点からFMを考えているというのがある。どのような観点から考えられていようと、ようするに効果的な場ができていれば良いと思う。問題は、そのような話はこの凄まじい量のワークプレイス創りの中であまりにも例が少ないということだ。
家具屋、ゼネコンが悪いのかもしれない。その前に、経営的観点から、場創りに変な期待がされているのもあると思う。(その期待を持たせたのもFMの売り込みからきたのかもしれないが。)
人の役にたち、喜ばれるサービス、商品を提供し、会社を繁栄させる。その一番は会社ならリーダーシップ。そのリーダーシップに基づいて自分の仕事が好きな人達がいる。すると自然に場創りが起こる。ようするに、リーダーシップ無し、やる気のある人達無しでは、ウルトラQ場創り!と力んでも、ワークプレイス創りが会社に良い影響を与える事はできない。逆に悪影響を与えるようだ。金を使っても、人は喜ぶどころか、押し付けれられていると思い、与えられた環境、モノを粗末に使う。
場創りに関しても経営判断は、本質を見抜く事だ。