ITはフェイスツーフェイスのコミュニケーションの支障となる

ITは素晴らしい。私が行く大抵の場所から知人、友人と連絡を取り合うことができる。これは私にとってどういうことかというと、どこにいてもある程度仕事を進めることができるということだ。だから、好きな場所に行って、好きな人と会い、好きなことをしながら、時間も面倒さも最低限という形で仕事ができる。

でもITはフェイスツーフェイスのコミュニケーションの支障となり、その場での仕事のテンポを失踪させる。3人でプロジェクトの打ち合わせを行っていた。良い具合に話は進んでいた。私は書類のハードコピーを持ち合わせていなく、ラップトップに頼っていた。ある時点で書類の内容の話になって、私はラップトップの画面にそのファイルを出そうとした。もうその瞬間、相手の2人は手元にあった書類を見ていて、どの部分を変更するかの話を始めた。手元にハードの資料があると、話に間があかない。思考のリズムとスピードを維持するためには、ラップトップに思考力を使うよりも、まだホワイトボードに書き出したほうが進む。フェイスツーフェイスコミュニケーションはシンプルだ。Donald A. NormanのThe Design of Everyday Thingsにはデザインの最大の要素は視度だとあったが、現時点ではITはまさしくその部分が弱い。従って、人の能力を瞬時に生かすための認知工学の活躍はこれからなのだと思う。

いつか(もうすぐ?)ITも考えるスピードに追いつくかもしれない。でも、少なくとも今はハードコピーとホワイトボードをフルに使い、密度の高い、面白いフェイスツーフェイスのコミュニケーションを取ろう。

4 thoughts on “ITはフェイスツーフェイスのコミュニケーションの支障となる”

  1. 確かに、自由に書き込める「紙の資料」に勝る媒体はまだ無いですね。 現在世界最高のコミュニケーション媒体である「F2F」を最大限に活かす為に、それ以外の無駄な動作を節約する、という意味でITには意義があるかのも。 最近、WebEX等を使って、香港、ソウル、東京等、複数地点でプロジェクト打合せを開いたりしますが、本当に靴の上から水虫を掻くごとし。 面倒このうえないです。 但し、今後、より高精細なビデオ会議システムやタブレットPC等も試してみたいと思います。

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  2. どうも、sudaさん。soです。
    今日はお話できて楽しかったです。
    The Design of Everyday Things帰って読み返してみます。
    ちなみに我が家には180*90のホワイトボードを置いて、新しいアイディアを練るときに、うろうろ歩き回りながら殴り書きしてます。フェイスツーフェイスだけでなく立って考えられるのも利点の一つだと思ってます :-)

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  3. 島崎さん、コメント有難うございます。
    「世界最高のコミュニケーション媒体である「F2F」を最大限に活かす為に、それ以外の無駄な動作を節約する、という意味でIT」
    それだと思います!
    先日IT全く無しの入札説明会を開催しました。紙をパラパラ、ホワイトボードにシコシコでしたが、快適でスピーディ。良い質問も沢山あり、次回もIT無しかな、なんて思っています。
    F2Fを活かすというと、ITを段階的に考えられますよね。
    うーん、面白いから別途Postします。Thank for the idea, as usual!

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  4. Soさん、私も楽しいでした。これからの色々な試み応援しています。ユーリア・エンゲストロームの『拡張による学習』も面白いですよ。(Learning by Expanding, Yrjo Engestrom)

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