大切なことが言えないまま

先日友人と話していて、彼女は保育園の超保守的な方針、例えば年長の子供も道路を歩いている際には必ず親と手をつないで歩くなどという事に対し、大変な不満を持っていた。そのポリシーに対して意見を述べたのだが、受け入れてもらえなかったようだ。それに対して私が、私は土下座の名人なんだよね、保育園から注意された時にはすかさず誤り、誤りまくるじゃなくて謝り、謝りまくる(2004.07.21 norihitoさんご指摘有難う!感謝しています!)と相手はうるさく言わなくなもんだよ、と話した。

でもその話は5人でしていたので、会話の流れで私は一番大切な部分を言えないままで終わった。それは、注意された時、相手の身になって考え、相手の立場、思いを尊重しながら謝るということだった。ただ口だけで謝るのでは、相手に対して失礼だ。保育園の場合では、自分が仕事ができるのはここの人たちが自分の大事な子供を預かって下さっているからだ。それを感謝し、四方八方からクレイムが来る中子供の面倒を見てくださっている人たちの大変さを考えてあげる。そして保育園のポリシーがあまりにも自分の子育てスタイルと合わない場合、保育園とじっくり話し合うか、他の保育のオプションを考えるということになるのだと思う。

それが言えないまま次の会話のトピックに流れていっていた。

ビジネスでもこのような事がよくある。そしてそれがメディアの報道だったりすると、影響が大きい。例えば先日富士ゼロックスで行われたナレッジ・ワークプレイス・フォーラムでの話し。日産の増田氏は、大幅なコストカットを行い日産が新しく生まれ変わるために大変な貢献をされた方だ。今まで「コスト・カット」のイメージだけあったので、今回のフォーラムで質問してみた。コスト・カットすると通常社員のモラルは下がりまくるのに、何故日産ではモラルが下がるどころか社員が生き生きしてきたのか?すると、今まで私の知らなかった一番大切な部分を説明して下さった。

1.最初に目標設定がある:数値の目標とその管理、ありたい姿
2.コストを下げるというミッションに基づき、行動指針を作る:コストのプロになる、信頼を勝ち取る、スピードを上げる

何よりも効果的だったのは、社内で信頼されている人間が選ばれてプロジェクトを推進、実行したので、周りの人間は、あいつが言っているのならやってやろうか、というふうになったそうだ。

多分この話は今までのインタビューなどで出ているのだと思う。でも、多くの人たちは私同様に単にコストカットに成功した、というイメージだけ持っているかもしれない。

近日コミュニケーションの重視、促進と叫ばれているが、話の流れで一番大切な事が伝わっていないケースのほうが多いくらいかもしれない。心して話をしようと思う。

2 thoughts on “大切なことが言えないまま”

  1. はじめまして、
    Recently Updated Weblogs で何気なく覗いてから、TypeList に入れていつも読ませていただいています。

    私はソフトウェア開発のリーダーをやっているので、チーム内のコミュニケーションに苦労することが多いのですが、ホントにみんな大切なことを言ってくれません。

    保育園のお話なんですがSuda さんは、単に話の流れで言えなかったのか、他の4人の方に遠慮して言えなかったのかどちらなのでしょう?
    私のチームのメンバーは遠慮ばかり。何を言うのも自由な国に生きているのに、自分が大切だと思うことを言わないのはホントにもったいないと思います。

    保育園のお話、私もSuda さんのおっしゃる通りだと思います。2人の子供をマンション内の託児所に預けていますが、若い先生が必死になってがんばってくれている姿に日々感謝感動してます。

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  2. Norihitoさん、はじめまして!コメント有難うございます!

    いつも読んで頂いているなんて凄く光栄です。き、緊張します。でも、Blogで面白いことは、緊張していて頑張って書いてみても、結局自分らしくしていないと続かないということですよね。NorihitoさんのBlogも拝見させて頂きました。幸せそうだなぁというのが最初の印象でした。

    >チーム内のコミュニケーションに苦労することが多いのです
    >が、ホントにみんな大切なことを言ってくれません。

    そうなんですよね。テキストブックに沿ってやっていても、従来の企業内でのコミュニケーションの取り方でも大切なことを言ってくれる人はほとんどいないですよね。職人的に、よく観察するしかないのか?と思ってしまいます。今まで経営やプロマネのハウ・ツー本が山ほど書かれていますが、この頃やっと何をするにもまず人は感情で動くということを考慮しなくてはならないという所に来ているようです。これからしばらくは社会心理学、行動学等が重視されると思います。

    >保育園のお話なんですがSuda さんは、単に話の流れで言えな
    >かったのか、他の4人の方に遠慮して言えなかったのかどちら>なのでしょう?

    凄い鋭い質問!考える機会を頂いて感謝します!私が言えなかった理由はふたつあります:

    1.いきなり思った通りに口に出したら絶対反感を買うだけだと思ったので、どう言えば本質を理解してもらえるか一瞬考えた。(コレって遠慮したということでしょうか?)
    2.その一瞬で私がインパクトを持って発言できる場が過ぎてしまい、自分の意見を言いまくる4人の会話の流れを引き戻して、言うような価値があるのか?と更に迷っていたら更にタイミングがずれてしまい、結局言わなかった。

    これは仕事でも多々ある場面です。感情の部分で相手が自分を受け入れなくなった時には、それを変える事は非常に困難です。以前はそうではありませんでしたが、現時点では、私は相手とある程度の信頼関係が無い限り、そしてその人が素直に私の言うことを理解しようとしていてくれない限り、思ったままをずばずば言わなくなってしまいました。大人になってしまったのでしょうか。

    私はこのBlogは仕事と関係のないつぶやきBlogとはリンクしていませんが、norihitoさんのblogを読んでいて、私の子育てがメインになってしまっている他のblogをシェアできるかな、と思いました。宜しければ遊びに来て下さい:
    http://fujikosuda.typepad.com/fujiko_suda_japanese/
    http://fujikosuda.typepad.com/fujiko_suda_reflection/

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