リーダーの裏づけのある言葉の影響力

この頃エントリーしていないなぁと思いながら12日間経ってしまった!

9月10日(金)に、ナレッジ・ワークプレイス・コンファレンスに参加してきたけれど、建築主導でもない、家具屋主導でもない、経営観点からのワークプレイスの考え方からアプローチしたユニークなイベントだった。テーマは、「知識経営時代のワークプレイス戦略を考える」 -経営変革のエネルギーを生み出すワークプレイスとはー で、現場で戦っている人たちに必要な経営側の姿勢が良く見えるコンファレンスだった。

特に刺激的だったのは、優秀なモデレーター(ワークプレイス・コンサルタント、伊藤美保氏)のもとで行われた場作りを促進してきた大企業の役員の方々3名(株式会社日立ハイテクノロジーズ 那珂事業所長、大林秀仁氏、株式会社豊田自動織機、取締役、三矢金平氏、日産自動車株式会社、VP、増田譲二氏)のワークプレイス創りの実践についてのパネルディスカッション。基本的には、役員が責任を持って、お金を出す、場創りの大きなビジョンを提示する、等だった。日立ハイテクノロジーズは私が深く携わってきたワークプレイス・プロジェクトなので(2004年7月号の日経アーキテクチャーで報道)、まさしくそれを経験してきた訳ですが、成果を出すことができた他のプロジェクトでもそれらの要素が存在していた。

大きなビジョンもあるが、パネルディスカッションで大きな影響を受けたのは、3人の言葉だった。大林所長の、「人が好き、ビジネスが好き、技術が好き」。三矢取締役の「やらされている仕事はどうしてもできが悪い」。増田VPの「本気でやっているとたいていなんでもできる。本気でやっていると楽しい。本気でやっていると誰かが助けてくれる。」 場創りが成功したのは、この方たちのリーダーシップあってこそなのだと思う。

2 thoughts on “リーダーの裏づけのある言葉の影響力”

  1. 3人のリーダーの言葉、どれも素敵です。自分の仕事をつくってゆくために、とても大切で自然なことだと思います。大林さんのお話、聞きたかったなぁ。。

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  2. 大林さんのお話し分かりやすく、気づきがたくさんありました。あと、いたずらっぽい所が中々あの年代の方のスピーチではレアです。豊田自動車の張会長のスピーチのスタイルに似ていると思いました。

    建物のエリアの新しい呼び名の説明の時、「ここは、アクア・コモンズって言えっていわれたので・・・。ここはフォレスト・コモンズって言えって言われたので・・・。」笑っちゃいました。

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