CSR

数週間前に、コア・ネット主催のジョーンズ・ラング・ラサール社ジョン・モルテンソン氏のサステナビリティについてのセミナーを受けた。そこで、スターン・レポートについて知った。2006年10月に英国政府がスターン卿の環境レポートに基き、環境問題対して何もしなければ、経済は20%も減少する可能性があるとして、早急に国際的にアクションを起こさなければならないと発表した。その後マスメディアが環境問題について急激に報道するようになったという。 インターフェイス・フロア社は、ほぼ100%原油からできている商品に関わらず、1996年よりレイ・アンダーソン社長(現在会長)自ら環境問題に積極的に取り組み、全体的なサステナビリティ活動により、めまぐるしい成果を上げている。先日、内田洋行社でのインターフェイス・フロアにおけるアジアパシフィック環境オフィサーのナイジェル・シグナル氏のお話を伺った。シグナル氏は、スターン・レポートでは、何もしなければ経済は年間5%減少するが、もしも1%環境対策の投資を行えば、その減少は起こらないとあるとの説明をされた。また、特にオフィスビルなどに関しては、環境問題対策投資をすることにより、電気や水のムダをカットするので、運営コストが下がるため、ビルの価値は上がり、賃料が投資をしていないビルより高くとれる。またオフィスの中の空気がきれいになり、二酸化炭素の排出を押さえながら温度も快適なレベルでたもてるため、社員の健康が促進され、生産性が上がっているという結果も出ている。 1960年代に、よく公害問題がニュースに出ていた。東京の多摩川は、汚染が酷く、「死の川」とまで呼ばれていた。しかし、努力をしてくださった方々のおかげで、今では鮎などの魚が戻ってくるほど水質が回復してきた。現在の環境問題は、昔からの続きであり、ローカルで解決できない問題がそのままになってしまっているように思える。政府も、企業もグローバル化が進んできた。多くの困難をチームワークで解決してきている。テクノロジーの進化も素晴らしい。一つのビルが隣接ビルの水も洗浄したり、パイプを使って工場で使われて熱くなった水を暖房装置として広範囲で使ったり、トランスフォメーション経済的なこともできるようになってきている。ビジネスもリーダーシップを発揮し、CSRとして地球温暖化に対するアクションを起こす時が来ている。

どこまでアウトソーシングできるか

言ってみれば、私の仕事も企業がアウトソーシングしているものだ。10年前であれば、私のやっているワークプレイス・コンサルティング、商品開発調査、マーケティング・イベント企画運営などは社内で行っていた作業だ。それが今では多くの企業が外部のエクスパートに委託するようになった。 この間ジョンソン・コントロール社のファシリティ・マネジメント代行業務がどれだけ進んでいるかを知った。また、NOEのコンシェルジュ代行業務もどれだけ質が高いかも知った。今では、企業が自分たちのコア業務にフォーカスしたければ、それが可能になっている。 今日高田馬場駅で、下記の広告が目に入った。 株式会社A&Gの「愛と勇気の営業代行&PR代行」コピーと、一緒に写っている犬が気になった。なぜ犬なのか?ウェブを見てみたが分からなかった・・・。 営業も代行。会社が最終商品として作るものだけが結局ブランドとして残るのだろうか。

IDEOのセミナーがどなたでも受けられます!しかも東京で!

IDEOの知り合いからメールがありました。日本能率協会を通じて、一般の方々に「独創的かつ現実性の高いアイデアを導くための観察を通じた仮説構築(ビジネス・エスノグラフィー)」の手法セミナーが誰でも受けれるようになったとのことでした。 やっと日本でも一般者向けにこのようなセミナーがスタートしたと聞いて、私は飛び上がるほど嬉しいです! それなりの参加費用はかかりますが、今までは有名な大学のデザイン部や、大企業の開発、デザイン部の研修でなければ受けることのできなかった貴重なイノベーションの基になる教育です。価値は十分にあると思います。ワークプレイス作りの関係者にとっても、このセミナーを受けることは基本だと思っています。私自身2002年スチールケース社員の頃、ワークプレイス・コンサルティング教育の一環としてこのような研修を受けました。それ以来、プロジェクトの際必ず使っている手法です。トム・ケリー氏の「発想する会社!」を読んで感動された方もご興味があると思います。 セミナー詳細、申し込みはこちらから → 日本初のビジネス向けエスノグラフィ実践講座 ヤッホー、ブライアン!教えてくれて有難う!

ワークプレイス・サステナビリティ

先日ワークプレイス・サステナビリティ・セミナーを開催した。急な企画に関わらず、30名近くの方々が参加し、熱いディスカッションが交わされた。 講師はDEGW Asia Pacific社のDinesh Acharya氏とハーマン・ミラー・ジャパンの佐々木洋子氏。Acharya氏は、ワークプレイスの存在意義を満たす建物、インテリア観点から、佐々木氏は、ワークプレイス+他のインテリアの中におかれる商品と、それを作る会社の姿勢といった観点から話を展開させた。 私にとって印象的だったのは、建物事態が宇宙コロニー的に機能する時代が到来しているということと、サステナビリティは企業ブランドにとって最重要要素になりつつあるということだった。 「企業のサステナビリティの取り組みの第一要因は何か?」という質問がセミナー後のパーティで出たが、講師の「企業イメージ」という答えが強く印象に残った。 消費に関しては、B2Cでも、B2Bでも良い商品で当たり前、エクスペリエンスを含む良いサービスで当たり前という歩みだが、今求められているのは、それらを向上させながらも、商品・サービス事態を使えば使うほど環境が良くなるサステナビリティ・デザインがなされていなくてはならないということ、それを企業が社会に伝え、サステナビリティを広めることが最強のブランディングなっているのだと認識した。 1995年にカーペットタイルのインターフェイス社で働いている頃、レイ・アンダーソン会長の指揮下、サステナビリティに真剣に取り組み始めた企業人たちと出会い、実際のプロジェクトに環境考慮要素を組み込んでいた。その頃は環境を考慮することが当たり前だと思っていた。1997年にインターフェイス社を後にし、ビジネス界ではサステナビリティに真剣に取り組んでいる企業が極めて少ないことに気がついたが、不満ながらも特別なことを始めないまま11年も経ってしまってた。 先駆者たちの努力のおかげで、やっと時が来たと思う。企業のサステナビリティへの取り組みスピードアップを、ワークプレイス・プロジェクトによって実現させたい。 今回のセミナーの主催社ハーマン・ミラー・ジャパン、セミナーコンテンツ提供社DEGW Asia Pacificと、セミナー参加者に敬意を示し、感謝したい。

組織が必要になる時

エキサイト辞書で調べました: 大辞林 第二版 (三省堂) そしき 【組織】< (名)スル (1)組み立てること。また、組み立てられたもの。 「所謂劇を―する要素は何か/神秘的半獣主義(泡鳴)」 (2)特定の目的を達成するために、諸個人および諸集団に専門分化された役割を与え、その活動を統合・調整する仕組み。または、そうして構成された集団の全体。また、それを組み立てること。 「会社―」「社会―」「組合を―する」「議会を―する」 (3)生物体を構成している単位の一つで、同一の機能と構造とをもつ細胞の集団。動物では、上皮組織・結合組織・筋肉組織・神経組織、植物では分裂組織・永久組織などに区別される。

マクドナルドの革新

2003年3月に、「最後のマクドナルドでの朝食」というエントリーを書きました。当初は本当にもう二度とマクドナルドで朝食を食べたくない、と思っていました。そして、私は2007年2月11日に、家族と一緒にマクドナルドに朝食を食べに行きます。理由はいたって簡単。場所が行きたくなるようなインテリアと雰囲気になったからです。 2年程前から東京周辺のマクドナルド店舗はインテリアを改装をしてきていますが、インテリア改装に伴い、活動も時代にみあった、コミュニティ、人重視、健康意識に変わってきました。フランチャイズということは、店舗改装に大金を使ってもらうためにきっとオーナーさんたちにかなりしっかりとしたビジョ

イケアの成功

イケアが横浜市港北区にオープンしたのは9月。自宅から自転車で45分ぐらいで行けるので、オープン直後に訪問して依頼遊園地に行くような感覚で何度も訪問しています。行く度に楽しませてもらい、行く度に私が今注目しているビジネス概念と照らせ合わせて納得しています。特に物販のマーケティングに関しては、隅々まで私の学んできた理論と合っているので、そのような発見もイケアの訪問の楽しみの一つです。 エクスペリエンス・デザイン; お客さまが五感を使って楽しめる。部屋の中での使い方を見て、触って、匂って、味わって感じることができる。(聴く、が少し弱いかも。)又、訪問前、訪問後もウェブ、カタログ等を通じて長く楽しむこ

経験経済・トランスフォーメーション経済

Frontiers of the Experience Economy AUTUMN 2003 • BATTEN BRIEFINGS A quarterly discussion of innovation, entrepreneurship, and business change One way to determine what business you’re in is to consider what you charge for: If you charge for raw materials, you’re in commodities; if you charge for ph

ビジネス・ツールとして日常場面をビデオに録画する

友人がコーチングのトレーニングで自分がコーチングしている所を録画するセッションの話をしてくれた。そこで、ビデオを見ることによって自分の振る舞いや動きが外からどういうふうに見えているのか始めて分り、沢山の学びと成長に繋がるという話になった。アメリカNBAで歴史的な優勝記録を残したLAレイカーズのコーチだったパット・ライリー氏のWinner Withinが、ビデオが試合や一人一人の選手の分析とそれに基づく改善と戦略にどれだけ大切な要素か語っている。また、Riley氏は何故ビジネスの世界でビデオをふんだんに使っていないか理解できないとも言っている。 ワークプレイス作りの際、定点観察ビデオを撮る事があ

一瞬としてオフィスが与える印象

・・・また、顧客が自分のオフィスに入ってきた瞬間、その顧客が自分たちに何を期待してよいかを伝えるのは、気の利いた対応の仕方であり、同時に利益につながる方法でもある。 広告の天才たちが気づいている51の法則、ロイ・H・ウィリアムズ

一般社員の意見をワークショップで吸い上げる

コールハースの件名さに感激して半場興奮状態にあった聴衆は、講演後の質疑応答で次から次へと質問をし始めた・・・。 ・・・コールハースが、さすがに疲れてしまったのかしばらく口をつぐんでいる間に、聴衆たちが口々に議論を始めてしまったのだ。しかもその議論が、氷柱を組み上げたような鋭利なコールハースの論理とは似ても似つかぬ鈍いものだった。発言はいろいろあったが、総じていうと現代人の生活には自然が欠けているといったような論旨で、それが案の定、「自然=安らぎ=都市の中にも緑を」といった安直な方向へ流れていったのである。  世界経済フォーラムの参加者は、あるレベル以上の知性の持ち主だろうから、高度な理論に支え

優秀な人は他の人を雇ってあげなくてはならない 2

先日CEさんからお返事を頂きました: メールを頂き多謝。楽しく拝見しました。 申し上げたことは日ごろから私の考えているところ。駅での雑談の中で本音が出てしまったということです。一人が食べていくのはやさしいこととはいわないが、能力のある人は志を持って世のため人のためになる大きなことを考え続けなければならないと自省しているということです。 いつもご指導を頂いており、感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いします。 時節柄ご自愛ください。草々。 ”優秀な人”ではなくて”能力のある人”だったんだ! 念のため辞書でチェック。 優秀:他のものより一段とまさっている・こと(さま)。 能力:物事を成し遂げるこ

優秀な人は他の人を雇ってあげなくてはならない

今日大企業の役員へメールしたメッセージ: 大変お世話になり、有難うございます。 本日は偶然にお会いすることができ、とても嬉しいでした。 今日はいつも困らせるような質問をしていたお返しを倍返しで頂きました。 「優秀な人は他の人を雇ってあげなくてはならない。」 自分がそんなに優秀だとは思えませんが、社会貢献度を考えてビジネスをするということを、人を採用する、という事に結び付けていませんでした。CEさんから渇を入れられるまでは、自分ができる社会貢献は、1.社会貢献できる子供達を育てる(男の子3人の母親なので) 2.自分の参加する仕事で貢献する、ぐらいしか考えたこともありませんでした。 CEさんの言葉

キャッチフレーズ

朝聴くチャンバーミュージックは、特に人の少ない場所で聴くと清々しい。今私が座っている3階の席からは、広尾の交差点が見えるので、良いビジュアル的な刺激になる。携帯でメールチェックをしていたら、メルマガのヘッドラインでイノベーションというキャッチフレーズが目に付いた。また、だ。私がイノベーションというキャッチフレーズに気がつくようになってから2年ほど経ったと思う。 流行とは面白い。多くの人たちが瞬時に熱く語り合えるトピックを与えてくれる。私もイノベーションというキャッチフレーズを使ってずいぶん色々な人たちと話をしてきた。でも、イノベーションというトピックで入っても、それぞれの企業の状況はまったく違

IDEOと京セラの共通点

2年ほど前にIDEOの経営システムを知ってから、自然の法則と合った経営システムだと思っていた。先日稲盛和夫氏の実学:経営と会計を読んでいたら、京セラが根本的にずっと以前からIDEOと同じ経営システムで運営しながらも、あそこまで大きな会社に育ったという事を知って、たまらなく嬉しくなった。 私は京セラが急速に成長して大きくなっていく組織を事業展開に合わせて小さく分割し、各組織が一つの経営主体のように自らの意思により事業展開ができるようにした。これがアメーバ経営とよばれているものである。各アメーバはそれぞれがプロフィットセンターとして運営され、あたかも一つの中小企業であるかのように活発に活動する。そ