場創りの尺度:日本対北米

先日クライアントさんと場創りをするにあたり、尺度を明確にさせる話をした。外資系のかたで、私の北米と日本の尺度方法の違いの話に大変興味を持ってくださった。 北米では、一日何分仕事が捗るかを人件費をベースに図る事が尺度として有効だ。日本ではそんなことはできない。何故考え方にその違いがあるのか。 北米では、ほとんどの仕事が9時5時でぴったり終わらせるというパラダイムがある。サービス残業なんて言葉はない。だから、時間にたとえることができる。日本では、時間内に仕事が終わらなければ、終わるまでやるという感覚が一般的に受け入れられている。だから、時間と人件費と比較するというのは有効でない。毎日の仕事の時間が

ワークプレイスの効果、生産性測定:その4

コラムの紺野昇さんから、David Maisterの話を聞いた。紺野さんは現在David Maisterの研究をしていらっしゃるという。David Maisterは、社員満足度が、仕事の質と直接的に関係があるという研究結果を出しているというお話だった。だから、ワークプレイスを変えることにより、ユーザー満足度が上がるということは、仕事の質に直接影響を与えるということ。 !!! 早速David Maisterの本を注文した。ワークプレイス測定の味方現る!紺野さん、有難うございます。

ワークプレイスの効果、生産性測定:その3

先日以前コンサルティングを行った日本企業を訪問し、ワークプレイス創りを行った成果と評価についてトップの方にお話しを伺った。正直言って、あまり期待はしていなかった。しばらくどこからも数値化した成果が欲しいと言われていたので、多分その辺のオチで終わるのだろうと覚悟していた。 ところが結果は意外だった。ご一緒した方の「質問力」で、トップの方の答えが引き出せたのだと思う。 測定に関しては、ワークプレイスの効果かは見極めることができないが、望んでいた効果である、商品開発の遅れは回復してきていると数値的に出ている。また個人的な観点からいうと、実際のユーザーからは、集中して仕事ができるようになった、コラボレ

ワークプレイスの効果、生産性測定:その2

以前コンサルティングしたクライアントから相談を受けました。 本社からワークプレイスの改装に使った金に対するの効果を説明しろ という要望があったそうです。 この話しを聞いて、まずは心配。ワークプレイスだけの成果なんて、 現在の経理的尺度手法では、白黒にできる項目と数字は出ない。 どうしよう・・・!次は怒り。だいたい何を考えてこんな要望を出すのか。 社員が快適に、楽しく仕事できるように金を使うことのどこが悪いのか。 訪問する顧客も、明らかに環境を楽しんでいる。絶対的に証明することの できない営業経費には、金をつぎ込むのに。そして悟り。多分こんなことを 言い出すやつは、政治的に何かしたいやつなんだ。

場の測定

先日Oue氏のワークプレイスの効果、生産性測定についての講演会に ついて書きましたが、その後Pierreとディスカッションした所、 興味深い所に行き着きました。 ワークプレイスの測定というよりも、場の測定としての話しでしたが、 「場を測定するなんて、いかにも北アメリカ的な発想だよ。」との Pierreのコメント。 人が固定していて、書類が流れるオフィス内工場ライン型で作業を行う ワークプレイスなら、測定という言葉が当てはまるでしょう。 生産ラインは、一日何個モノが出来上がるか、品質が均一であるかが 問題なので、それは測れる。 でも、現在のナレッジワークを行うワークプレイスでは、プロジェクトに

ワークプレイスの効果、生産性測定

昨日、一昨日とワールドワークプレイスジャパンという、インターナショナル・ ファシリティー・マネジャー協会の国際展示会に参加した。景気の影響もあり、 出展企業は多くはなかったけれど、密度の高い展示会だった。 ワークプレイスの効果、生産性は、場創りに携わっている人間にっとって、 今ホットなトピックだが、結局場は人がアクションを起こして作る ものだから、ワークプレイスだけ検討しても、測定できるものではない。 そういった思いがあるので、今回の展示会においてのGenslerのJoe Oue氏の「ワークプレイス生産性の測定法:手法と実例」という講演には、 ちょっと気持ちを一歩さがった所において参加した。