働く女性のリーダーシップ: 何故「女性リーダーシップ」を分けて扱うのか

この頃女性リーダーシップについての勉強、セミナーに続けて参加しています。

私自身、そもそも「女性」リーダーシップと言うのが、「障害者」、「被害者」のように差別的に聞こえて嫌だったんですが、最近はそうではなくて、実際男性とカラダの構造が違い、それによって思考も違う部分も出てくるので、「女性」のリーダーが更に活躍できるよう、もっと社会貢献できるようにというテーマでポジティブに捕らえるようになりました。

もう少しカラダ、思考という部分を説明します。女性のカラダ・ニーズは明らかに男性と違います。子どもを産むためにカラダがデザインされていて、その仕組みは男性と違いますし、それに関係する思考の変化が自動的にあります。これは男性には無い事です。毎月のサイクルは20代、30代の女性であれば殆どある。それが無い人は、またそれなりに色々と格闘する。子どもを産もうと決断した人は、妊娠期間、出産、それからのリカバリー、幼児育てで、少なくとも3年間はかかります。一人以上産むと、それ以上の年月がかかります。子ども達が今ある程度大きくなると、今度は更年期。これもそれぞれ違いますが、大半の女性がこれと格闘します。これら以外にもまだありますが、女性のリーダーはそういった自分と家族のめまぐるしい変化を経験しながら外の仕事場でのチャレンジを受けて制覇していきます。この事だけ取り上げても、「女性」リーダーシップについて理解し、サポートする重要性があります。

私の個人経歴としては、結婚、離婚、再婚をし、子どもを産み、ここ数年間は毎日の生活の中で私の「子育て」をし、更年期の入り口まで来ています。最初結婚したのは24歳の時。長男を身ごもってから三男が3歳になるまででも16年かかりました。その間カラダも、生活もメンタルな部分も常時変化しました。私を含め、今多くの働いている女性にとってはこのような事と仕事を両立させて当たり前、といった感覚でいるかもしれませんが、今の状況を個、家族、組織、社会が少し見方ややり方を変える事によって、より豊かな生活や社会になれるのでは、と思うようになりました。

もちろん私の得意分野である働く環境創りで、フィジカルなニーズだけでも解決すると、素晴らしい効果があると思っています。単純なケースで、快適な畳の部屋を上手く設え、総務・人事が休憩時間の制度を調節することによって、女性が日中足のむくみ問題を解決するためにストレッチ運動を教え、促進できればカラダも気分も快適になり生産性アップになります。乳児のために安心して搾乳できるようにすれば、それもまたカラダも気分も良いものですし、子育ての大切なニーズに応えられます。

重要なのは、企業戦力アップのための女性リーダーシップ拡大等の観点から入らなければ、上記のような事は実現しないという事です。

2 thoughts on “働く女性のリーダーシップ: 何故「女性リーダーシップ」を分けて扱うのか”

  1. お久しぶりです。
    このエントリーを見て、長女・長男がそれぞれ6ヶ月を迎える頃に復帰し、会社で張った乳房が辛くて、トイレで搾乳をしたことをふっと思い出しました。「なんで便座に座って・・・」って悲しかったことを覚えています。会社では自分の存在が一般的ではないという疎外感を感じました。

    お腹が大きかったり、乳飲み子を抱えていたり、介護をしていたり、精神的に辛かったりする社員を「会社は応援しているんだよ」っていう姿勢を示すことが大切なんではないかなぁと思います。sudaさんのお仕事はそれを実現できるのですから、素晴らしいですね!

    Like

  2. Kaakoさん、

    コメント有難うございました。って、2ヶ月近くも遅いお礼です。すみません!
    私の仕事がどれだけニーズに応える事ができているかは、使って下さった方々しか分からないことなのですが、自分が好きなことをして実際人のお役にたてる仕事をさせてもらっていることは本当に素晴らしいことです。

    Like

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s