先日Oue氏のワークプレイスの効果、生産性測定についての講演会に
ついて書きましたが、その後Pierreとディスカッションした所、
興味深い所に行き着きました。
ワークプレイスの測定というよりも、場の測定としての話しでしたが、
「場を測定するなんて、いかにも北アメリカ的な発想だよ。」との
Pierreのコメント。
人が固定していて、書類が流れるオフィス内工場ライン型で作業を行う
ワークプレイスなら、測定という言葉が当てはまるでしょう。
生産ラインは、一日何個モノが出来上がるか、品質が均一であるかが
問題なので、それは測れる。
でも、現在のナレッジワークを行うワークプレイスでは、プロジェクトに
人が集まるという仕組みが最適とみなされています。(樫村氏のコンセプトより)
場として考えると、人があちこちで交流し、考え、まとめるダイナミックに
動き回る空間。
それをどうやって測るのか?
単純に考えると、今のワークプレイスは、交流が起こりやすいセッティングで、
話し合うことができれば良いのでは?ホットなアイデアが出る場かを
測ることは、人のつながりの内容や、絆の強さを測るような意味合いなのでは?
価値はどこで生まれるか。ワークプレイスの効果、生産性を測るにあたり、
意味のある項目が測ることが大切とOue氏も話していましたが、
本当にこれができるかが今の課題です。どこかに事例があるのでしょうか?