本田宗一郎、ピーター・ドラッカー

「ニワトリを殺すな」お貸し頂き、有難うございました。面白かったです!
総合的な感覚が、「チーズはどこへ消えた?」や、「フィッシュ!」に似ていると思いました。ですから教訓の言葉があまりサラリとしすぎていて、私としては心が動かなかったということもありましたが、解りやすく書いてあるし、短いのでポイントを上手く説明するためには良いと思いました。

今まで散々本田宗一郎の話はあちこちで聞いてきたのですが、「ニワトリを殺すな」を読んだため、直接彼の考えと言葉に触れてみたくなり、アマゾンに「夢を力に―私の履歴書」「俺の考え」を注文しました。両方とも月曜日には入手するので、ワクワクして待っています。もうすでにお読みになったのでしょうか?

先日話した内容について、一生懸命考えてみました。まだ考えている最中です。ワークプレイスの評価については、仰る通り、仕事の成果とは直接の 因果関係は無いと確かに言い切れます。ただ、まだヨーロッパのように知的資産を具体的な経理手法に取り入れようという動きのない日本で、特に大企業がお金を使うということは経費か投資かという中で、ワークプレイスは経理上明らかに経費です。そこを因果関係はない投資だが、今後の為に絶対必要だから、と押し切るのか。道徳的にはこちらが正しいと思います。でも、ここで私がこじつけで経理手法の上でもワークプレイスの投資に効果があるように見せたいのは、できるだけ早く、できるだけ多くの人達にワークプレイス創りを実践して、テクノロジスト達が活躍する舞台を作りたいのです。そのために経理というゲームで勝たなければ、中々前進できないような気がします。

残念ながら和訳されていないようですが、ピーター・ドラッカーの自伝で「Adventures of a Bystander」というのがあります。ドラッカーの出合った人々で、特に彼に影響を与えた方々について書いてあります。その中で、「People are to me not only more interesting and more varied but more meaningful precisely because they develop, unfold, change, and become.」
(人間は私にとってもっと興味深く、バラエティに富んでいて、もっと意味がある。それはつまり人間とは発展し、広がり、変わり、そして何かになっていくものだからである。)というのが、私はたまらなく好きです。

私はその興味深い、バラエティに富んでいて、意味のある人達が発展し、広がり、変わりそして何か素晴らしいものになっていけるような場創りをができるようになればどんなにステキだろうと思っています。

1 thought on “本田宗一郎、ピーター・ドラッカー”

  1. 「俺の考え」読みました!1963年に出版されたなんて、スゴイ!ナレッジ・ワーカーや、テクノロジスト、ソシアル・キャピタル、知的資産などとの言葉は使ってはいないものの、この時代に本田宗一郎はこれらの全てを理解して、実践していたんですね。そして将来がそれらの方向性に進むということも解っていた。

    スゴイ、スゴイ!

    私にとって「ニワトリを殺すな」の価値は、「俺の考え」を読む気にさせてくれたことです。

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