今日のBiztechメルマガで、建築とアートについての記事があった.私は以前から芸術家、デザイナー、建築家達に深い敬意を持ち、あこがれている。人を一瞬で幸せにできる人たち。それって凄い技だ。私はちょっと前は都市開発に対してホットだったのが、現在どちらかというと、土木建築に強い興味を持っている。万里の長城、橋、河川の樹木や公園、サイクリングロード、石垣。身近な自然だと思っていても、今の関東園はほとんど土木建築されている。
先日東京デザインセンターの本屋で、足が痛くなるまでずっと色々な本を手にとって読んでいた。最後にそこで、土木界の先駆者として知られる工学博士、広井勇の生涯を書いた『山に向かいて目を拳ぐ』を購入した。自然界を調節し、人の暮らす環境にしていく。土木建築家はとても地味な存在だ。そして、土木建築家の描く形を作っている現場の叔父さん、叔母さん達はもっと地味な存在だ。私は水戸出張で、電車で幾つかの大きな川をわたる際、時々橋を作ってくれた人たちのことを思う。堀木エリ子さんのように華やに取り上げられることはまずない。でも土木建築ってすごいなぁ。ありがたいなぁ。