コンビニで子供がおやつのお菓子選びにじっくり時間をかけていたので、雑誌スタンドの雑誌を眺めていた。すると、SmartインテリアBookという雑誌が目にとまった。ぱらぱらめくってみると、ワークプレイス創りで使えるアイデアがたっぷりあり、関心したのですぐに購入した。日本人はアメリカ人のように日曜大工はしないから、自分たちで場作りするのは難しいだろうなぁ、と思っていたのですが、この本を見ていたら、小学館が出している月刊の子供向けの雑誌のふろくのことを思い出しました。
日本人って、結構小さい頃から工作をしなれている。(2年生ぐらいになるまでは、ほとんどお父さん、お母さんが作っているんですけどね・・・。)幼稚園や小学校では、使い古しのものを使って工作をする。だから、ちょっとモノは大きくなるけれど、自分で色々と工夫してインテリアをつくるなんて実は平気でできてしまうんだ。
大企業で、自分たちで働き心地の良いワークプレイス創りをいきなり大規模で始めることは不可ですが、会社の運営のしかたが変わっていけば可能性はあると思います。大企業でも、研究所や、商品開発、マーケティング等の小さなユニットになると、予算を自分たちで好きに使い、好きなワークプレイスを作ることは可能ですね。実際ある有名大手企業では、ワークプレイス・モデルルームを作る際、中古家具などを使い今風のインテリアを作っています。(ユーザーのフォーカス・グループと一緒に作っていないようなので、そこはまたインテリア設計者と作る側の自己満足になるような予感がしていますが。)
インターネット等での情報へのアクセスが安易になり、物流システムの進歩で商品のチョイスが膨大になった今、昔ながらの社会主義的な総務のコントロールが変わると、素晴らしい場作りが可能になってきます。理想的なシステムは、京セラのアメーバ組織を持っている企業で、各ユニットが自分たちの仕事に一番良い形と方法で場作りをして、総務部・施設部は会社の中で必要としているユニットに新しい情報やサービスを提供するコンサルジェ・グループとなることではないかと思います。
それにしても、この頃の若手日本人ってセンスいい人が多いなぁ!