ビルディング・セキュリティー

『クラスターはまた、企業や大学などにある知識を外部に知らしめ、知識の変換を奨励する「場」ともなる。』
日本の産業クラスター戦略にあったこの文章を読んで、そうだ、と思った。でも、昨今のセキュリティーの更なる強化で、大切な交流がかなり減っている、ということが気になる。特に研究所などでは気軽な交流という雰囲気はまず無い。必要なときには何があろうと交流はするだろう。問題は、気軽にできるかどうか、だ。

全く飛んでしまうかもしれないが、この頃若者たちの恋愛は難しいと思う。気軽に出会える場所がないから。合コンだと、本当の意味でのお気軽さはない。だから発展のテンポが変だ。研究者との間、研究者と開発者とユーザーとの関係もそんなものではないだろうか。本当にお気軽でないと、会社、研究所、学校を背負ってのお付き合いになるから面倒だ。面倒になるとおっくになる。おっくうになると数が少なくなる。何事ごとも練習が大切。数打ちゃ当たる。

ビルディング・セキュリティー効果で、人間としては社会的に根が深い問題に面するわけだ。

2 thoughts on “ビルディング・セキュリティー”

  1. これ、その通りだと思います。 だから、高いセキュリティレベルを要求されるような場所では、創造的な結果が出ないのね。 西海岸の最もいい加減なオフィス(キャンパス)で一番クリエイティブな創造が行われるのに不思議は無いですね。 

    だから僕は自分の管理するオフィスを出来るだけ(良い意味で)ルーズに運営して行きたいのだけれど、なかなか総務の仕事とルーズが両立しないんです。 総務は結局管理する側ですからね。

    最近、オフィスの情報セキュリティで認証を受けた、とかいうリコーのオフィスの見学に行ったのですが、ぞっとするような殺風景なオフィスで、ああ、これでは創造的な発想は出難いだろうな、と思ったと同時に、須田さんと同じように「根が深い問題」だな、感じた次第です。

    こうしてみると、お互いが信頼出来る、境界線が最小限に押さえられた環境下ではより創造的な仕事が出来そうなのに、テロとか対立が多くなる昨今の状況では、良い仕事が出来にくくなるのでしょうね。

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  2. やっぱりそうやって大企業は老化が進み、滅びていくわけですね。大企業のDNAは子会社の中に生きますよね。問題はその子会社がどうやって親会社からのくつわから逃れきれるかのように思えます。セキュリティといえば、Soさんから教えて頂いたMITのOCWに関したインタビュー(http://japan.cnet.com/column/loop/story/0,2000050146,20064214,00.htm)が大変興味深いです。MITなんて色々と情報を漏らしたくないんじゃないかと思うのですが、ネットで世界中に公開する。でもそうすることによって新しいアイデアが沢山寄せられる。情報も物理的なものも自然の法則は同じですよね。囲うと中にあるものは衰え滅びていく。開くと流れる。

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