パラダイム 3 [paradigm]

アメリカの科学史家クーンが科学理論の歴史的発展を分析するために導入した方法概念。科学研究を一定期間導く、規範となる業績を意味する。のちに一般化され、ある一時代の人々のものの見方・考え方を根本的に規定している概念的枠組みをさすようになった。(goo 辞書より)

会社員生活を13年間していた後独立して、あらゆる場面でパラダイムで世の中が成り立っているのだということを感じている。人は生活が変動する時期に、自分が従来何気なくやってきたことを新しいやりかたに急に変えなくてはならないから、パラダイムに気がつくのでしょう。

ワークプレイスのありかたについてもそうだ。自分がどのマーケット・セグメントにいるかによって、そのありかた、未来像というのがずいぶん違う。IT、インテリア家具、什器などを作る側、売る側にいれば、今自分達が売っているもの中心で考えてしまう。生活のための収入がそこから来ているわけだから、それは止む得ないことだ。マスメディア(新聞、雑誌、TV等)だと人を驚かせたり、刺激的だったりしたものが優先される。インテリア設計やコンサルタントのあるべき論としては、それらを理解、考慮しながらクライアントのニーズに的確な提案をし、実施するお手伝いをするわけだが、私がそれをしていたかというと、そうではなかった。どんなにクライアントのニーズに最適なソリューションを、と言っても、結局はメーカー側から考えていたからだ。

では私の中での新しいワークプレイス創りのパラダイムとは何か。

1.クライアントの現状、将来の方向性、歴史、を把握する。
2.極力先入観に影響されない、純粋な解決案を出す。
3.その解決案を基に、人的(移転先は業務に一番適した建物ではないかもしれないが、社員の通勤や、日常生活に有効である)、組織的(事務所レイアウトとしてセキュリティーはゆるいかもしれないが、外部とのコミュニケーションが促進できる)、経済的(最適なIT、家具ではないかもしれないが、ファシリティー管理から考えると有効である)等あらゆる関係をクライアントと一緒に考慮し最適な解決案を出す。

やはり書くと重みが無くなる。実践して、事例をありのままストーリーとして残すしかないのでしょうね。