商店建築誌は主に店舗設計の紹介をしているハイ・クオリティ雑誌で、書店に並んでいます。年に2回+ほどオフィスが紹介されますが、2008年11月号でオフィス事例がご覧頂けます。その148ページに、オフィスとテクノロジーというテーマで私の意見を載せて頂きました。 先日上海でワークテックに参加してきたのですが、午前、午後のセッションの内、午前の人についてのセッションを聞いた後、あるグローバル大企業のアジア地域ファシリティ・ディレクターが、「あまり私の仕事とは関係ない話だったわ。あれは人事向けよね。」と言っていたのを聞いて驚きました。ファシリティは人が仕事をするためにあるのだから、人を理解しないでどうやって良いワークプレイスが作れるというのでしょうか?ただ、その後気が着いたのは、そのファシリティ・ディレクターだけではなく、残念ながら多くのファシリティ関係の方たちがそのような考えだということでした。 ファシリティ関係だけではなく、ICT関係の方たちも、仕事をする人のためにあるということを忘れがちだと思います。現在のように世の中で不景気だと騒がれている時こそ、人が仕事にベストを尽くせる場を作ることが強調できるのではないでしょうか。
Author: Fujiko Suda
ワークテックでのサステナビリティについての学び
上海で開催されたワークテックに参加してきました。大変刺激的で多くの学びと気づきがありました。どの業界もそうだと思いますが、グローバルに仕事をしている人たちのコミュニティでは、長年同じメンバーが多くいます。以前在日していたワークプレイス業界関係の外国人の多くが上海に転勤していることが、今の時代の経済状況を物語っているように思えます。 その日本で一緒に仕事をしたことのある外国人の方々との話の中で、サステナビリティのトピックがありました。私自身最近はクライアントからワークプレイス・コンサルティングと同時にワークプレイスにおけるサステナビリティ活動について相談を受けることが多くなったこともあり、話が盛り上がりました。そこで新しく知ったものを紹介します: 測定 Building Sustainability社のプレゼンで、CO2排出が簡単に測定できるツールが紹介されました。Footprint Trackerというソフトウェアで、測定されたデータを分かりやすく可視化できるといわれています。環境問題解決のために何かするといっても、現状を測定し、変化を測定しなくてはどのくらいできているのか分かりません。今後あらゆるものが測定できやすく作られるようになると予想されます。 バイオミミクリ お昼のビュッフェでの列が長く、待っている時間があったので、前に並んでいる人に自己紹介しました。相手はHOK香港のディレクターでした。HOK社のホームページで拝見したサステナビリティに関しての話をしすると、「ちょうど明日コアネットの集まりでサステナビリティとLEEDについてプレゼンをするんだよ。」と教えてくれました。即参加することに決めました。そこでバイオミミクリの事を知り、大変良い刺激となりました。建築関係でHOKは積極的にバイオミミクリの研究結果を導入しているということで、今後作られる都市や建築が楽しみです。
日本企業がイノベーション作りの達人だったころ
80年代にビジネスでアメリカに出張に行った日本人は2人かそれ以上のチーム編成で一緒に行っていた。行動も一緒だった。熱心に仕事をし、よく会話をしていた。その頃アメリカ人は、日本人は同じ仕事を何人もで一緒にやっている。なんてムダなんだ。効率が悪い、と言っていた。何年ほど前からか分からないが、日本人は効率良く仕事をするようになった。経費は極力少なく。出張は可能な限り1人で行く。 3,4年ほど前は、新商品開発プロジェクトのために日本に来る海外からの担当者は1人で行動することが多かった。ここ2年間ぐらい、2人、3人で来日し、現場観察などでも殆ど一緒に行動している。熱心に仕事をし、よく会話をしている。そして会話の中で光るアイデアがどんどん出てくる。チームでまとめるからスピードもある。 最近立て続けに来日したチームと行動するプロジェクトがあった。団体様だなぁ、と思いながらも、チームで行う仕事の速さと質には目を見張るものがあった。よく観察し、よく話を聞く。移動中、おやつ中、インタビューや観察の合間に活発に意見を交し合う。自分ひとりで海外出張に行く時のことを思った。ひとり。ひとりよがり。着目点も。見方も。結果も。 大部屋コンセプトは、活発なコミュニケーションという概念で場として海外から認められている。プロセスも知識創造モデルでは共同化と表出化が重要だと認識されている。そして日本でも、海外でも成功している企業はそれを仕事のプロセスの中に組み込んでいる。開発はチームで行う。現場観察は、異なるスペシャリスト(グラフィック・デザイナー、エスノグラファー、心理学者等)で構成されたチームで行う。 昔から日本人がやってきていたこと。科学的に説明ができないからということで、変えてしまったこと。多くの日本の大企業では、今では説明ができるのに、何らかの理由で止めてしまい、やっていないことが多いのではないだろうか?またイノベーション作りの達人にななることは可能なのだ。
Noboru Konno’s Workplace Design Site
Noboru Konno has started a workplace design site that shows the latest trend. Happy Workplace This is a great read for people who are responsible within a company to create workplace that is a vital part of company operation, and for people who are workplace design professionals.
紺野登先生のワークプレイス・デザイン・サイト
紺野登先生が、総合的なワークプレイス・デザインの新潮流サイトを立ち上げました: Happy Workplace ワークプレイス・デザインの参考になるトピックが、あらゆる角度から捕らえられています。 自社経営の一環としてワークプイレスを作っていかなければならない人たち、ワークプレイス・デザインに携わる人たちにとって、重要なサイトになると思います。
CSR
数週間前に、コア・ネット主催のジョーンズ・ラング・ラサール社ジョン・モルテンソン氏のサステナビリティについてのセミナーを受けた。そこで、スターン・レポートについて知った。2006年10月に英国政府がスターン卿の環境レポートに基き、環境問題対して何もしなければ、経済は20%も減少する可能性があるとして、早急に国際的にアクションを起こさなければならないと発表した。その後マスメディアが環境問題について急激に報道するようになったという。 インターフェイス・フロア社は、ほぼ100%原油からできている商品に関わらず、1996年よりレイ・アンダーソン社長(現在会長)自ら環境問題に積極的に取り組み、全体的なサステナビリティ活動により、めまぐるしい成果を上げている。先日、内田洋行社でのインターフェイス・フロアにおけるアジアパシフィック環境オフィサーのナイジェル・シグナル氏のお話を伺った。シグナル氏は、スターン・レポートでは、何もしなければ経済は年間5%減少するが、もしも1%環境対策の投資を行えば、その減少は起こらないとあるとの説明をされた。また、特にオフィスビルなどに関しては、環境問題対策投資をすることにより、電気や水のムダをカットするので、運営コストが下がるため、ビルの価値は上がり、賃料が投資をしていないビルより高くとれる。またオフィスの中の空気がきれいになり、二酸化炭素の排出を押さえながら温度も快適なレベルでたもてるため、社員の健康が促進され、生産性が上がっているという結果も出ている。 1960年代に、よく公害問題がニュースに出ていた。東京の多摩川は、汚染が酷く、「死の川」とまで呼ばれていた。しかし、努力をしてくださった方々のおかげで、今では鮎などの魚が戻ってくるほど水質が回復してきた。現在の環境問題は、昔からの続きであり、ローカルで解決できない問題がそのままになってしまっているように思える。政府も、企業もグローバル化が進んできた。多くの困難をチームワークで解決してきている。テクノロジーの進化も素晴らしい。一つのビルが隣接ビルの水も洗浄したり、パイプを使って工場で使われて熱くなった水を暖房装置として広範囲で使ったり、トランスフォメーション経済的なこともできるようになってきている。ビジネスもリーダーシップを発揮し、CSRとして地球温暖化に対するアクションを起こす時が来ている。
どこまでアウトソーシングできるか
言ってみれば、私の仕事も企業がアウトソーシングしているものだ。10年前であれば、私のやっているワークプレイス・コンサルティング、商品開発調査、マーケティング・イベント企画運営などは社内で行っていた作業だ。それが今では多くの企業が外部のエクスパートに委託するようになった。 この間ジョンソン・コントロール社のファシリティ・マネジメント代行業務がどれだけ進んでいるかを知った。また、NOEのコンシェルジュ代行業務もどれだけ質が高いかも知った。今では、企業が自分たちのコア業務にフォーカスしたければ、それが可能になっている。 今日高田馬場駅で、下記の広告が目に入った。 株式会社A&Gの「愛と勇気の営業代行&PR代行」コピーと、一緒に写っている犬が気になった。なぜ犬なのか?ウェブを見てみたが分からなかった・・・。 営業も代行。会社が最終商品として作るものだけが結局ブランドとして残るのだろうか。
チャンスをモノにする
ディスカバリーチャンネルで、サバイバルの番組をやっていた。「サバイバルゲーム」。グリルス氏の言葉が印象に残った。 「サバイバルするには運が良くなければならない。」そう言って、水を探しながら、サソリやガラガラヘビのいる砂漠を、水筒、ナイフ、火打石だけを持って横断しきった。 「サバイバルするには、チャンスを逃してはならない。」そう言って、何年も放置されているボートに乗り、シャベルで氷河を渉った。途中でボートが沈没し、200メートル氷山の流れる川を泳ぎ岸についたが、ボートを使わなければそこで熊に襲われるか、天候が悪化して凍え死ぬかもしれなかっただろう。 サバイバルゲームを観た後、自転車に乗った。夕方、川沿いで夏の雲の間から光が射しているところが見える方向に走ることにした。なんとも美しい光景を30分ほど眺めながら走った。ぐるりと背を向けて帰りの方向へ数分走った後、振り向いてみると、そこはもう灰色の雲だけの空で、先ほどまでの輝く光景はうそのように消えていた。 運が良くなければならない。そうでなければ、美しい眺めには出会えない。チャンスを逃してはならない。後で見ようと思っても、美しい光景は消える。今日は、一日を豊かにしてくれた眺めだったが、仕事でも、場作りでも同じだと思う。今頑張らなくても後でやれる。別にここでやらなければならないという事は無い。そう言いながら人は面白い仕事を作っていく運をモノにできず、変化のチャンスを逃してしまうことがどれだけ多いことか。 慌てることと流れる時間の中、チャンスに気づき、それに対して行動することの違いは紙一重かもしれない。しかし、これも練習すればできるようになることだと思う。
IDEOのセミナーがどなたでも受けられます!しかも東京で!
IDEOの知り合いからメールがありました。日本能率協会を通じて、一般の方々に「独創的かつ現実性の高いアイデアを導くための観察を通じた仮説構築(ビジネス・エスノグラフィー)」の手法セミナーが誰でも受けれるようになったとのことでした。 やっと日本でも一般者向けにこのようなセミナーがスタートしたと聞いて、私は飛び上がるほど嬉しいです! それなりの参加費用はかかりますが、今までは有名な大学のデザイン部や、大企業の開発、デザイン部の研修でなければ受けることのできなかった貴重なイノベーションの基になる教育です。価値は十分にあると思います。ワークプレイス作りの関係者にとっても、このセミナーを受けることは基本だと思っています。私自身2002年スチールケース社員の頃、ワークプレイス・コンサルティング教育の一環としてこのような研修を受けました。それ以来、プロジェクトの際必ず使っている手法です。トム・ケリー氏の「発想する会社!」を読んで感動された方もご興味があると思います。 セミナー詳細、申し込みはこちらから → 日本初のビジネス向けエスノグラフィ実践講座 ヤッホー、ブライアン!教えてくれて有難う!
2010年代の進んだワークプレイス予測
成功する企業の次世代のワークプレイスとはどんなものか。これは人気のあるトピックです。ここで、私の個人的観点をお伝えします。 成功する企業は、社員と外部委託先を上手く組み合わせて運営します。そのような企業は、オフィスの情報セキュリティゾーンを高、中、低に分け、中のセキュリティゾーンエリアを一番大きく取るでしょう。 その中のセキュリティゾーンエリアとは、社員と外部委託メンバーが共創するグループ作業エリアです。社員は社内にいる時間はこのエリアで一番長い時間を過ごします。ここは幼稚園や保育園の教室の形と機能がそのまま大きくなったようなものですが、グループ間には1800mm ぐらいの高さの可動式間仕切りがあり、ホワイトボードや、ピンアップ機能を持ちます。 高セキュリティゾーンエリアは、各席が目隠し程度のパネルで囲まれた個人席になります。各席は狭いでしょう。でも狭さは問題になりません。ここはレポートや提案書を書いたり、じっくりと資料を読んだりする集中作業の場なのですから。イメージとしては、漫画喫茶のブースのようなものです。 低セキュリティゾーンエリアは、誰でもが入ってこれる場所受付、ショールーム、カフェエリアとなります。ショールームは企業ミュージアムとしての機能も持ち、この低セキュリティゾーンエリアは学びのアミューズメント・パークのようなしかけになっています。会社のブランドや、顧客に対する姿勢が演出されています。このエリアは、セキュリティの低い打ち合わせや、ちょっと立ち寄った社外の人たちとお茶を楽しみながら情報交換ができる場です。 五感を生かす、としばらく前から言われていますが、オフィスのどのエリアも、照明と音響が特に大切です。ICTや、オフィス機器はワイヤレスが基本で、個人で使う、手に持てるツール以外は、幼稚園の教室にある手を洗うエリアなどのように、部屋の一角に集中して置かれると思います。 間接業務は、80%は外部委託になると思われます。社内に残る20%は、内部のニーズを理解し、外部との橋渡しとなるコーディネーター の役割になります。間接業務を20%以上外部に出すと、会社のブランドを社員の中で保つことが難しくなると予測されます。 以前多様化の鏡のようなグローバル企業の人事部長にインタビューをした際、「私たちは、好きな人たちと一緒に働くために毎日会社に来る」と言っていらっしゃったことがとても印象的でした。そういえば、私もそうだったなぁ、と思いました。企業に属するということはそういうことなので、ワークプレイスの雰囲気は、視覚的な部分だけではなく、自然とそれらが総合的に感じられるようなものとなります。 「自然」というのは、ワークプレイスとは、企業のリーダー、役員、管理職の立ち振る舞いを見て、社員がそれらに反応して形成される、企業文化が可視化されたものだからです。2010年代の進んだワークプレイスとは、夢を、生きがいをビジネスとして運営する企業が作るものだと思っています。
本物から学んで下さい
三男も5年生になり、週末となると子ども達三人ともそれぞれのやりたいことで週末は家にいないことが多くなりました。それに比率して、私は最近夫と二人きりでゆっくりと出かけることが多くなっています。昨日はみなとみらいの周辺を一日散策しましたが、そのうち有隣堂で2時間も過ごしてしまいました。本当に色々な本が手に入りますよね。 きっとワークプレイス関係の本も、オフィス・デザイン、オフィス建築、オフィス・インテリアで探すと沢山あるでしょう。もちろんそのような本から、使える良いヒントは得られると思います。でも、ワークプレイスを企業変革の一つのツール、またはビジネスの一環として総合バランスで考えるのであれば、是非本物から学んで下さい。本物というのは、成功しているビジネスを立ち上げた人たち、という事です。または、長期的に勝っている人たち(スポーツ・チーム経営者、監督、選手)ということです。 そのような 人たちの本を読んだり、話を聞いたりすると、「場」や「環境」の話がメイン・テーマにはなりません。そこの部分だけ切り抜いて話して欲しいと思ってもそれだけでは良く分からない内容の話になるでしょう。でも、場作りに関してもそうです。結局ワークプレイスや、オフィスとはビジネスや、目的達成するために必要な一部なのであり、決してそこだけ切り取って考えるべきではありません。 コトを行うための環境というトピックは、伝記などを読んでいるとよく出てくるものです。そこの部分だけとなると、本の50分の1ぐらいの比率かもしれませんが、実際「環境」ということに関して使うべきのエネルギーは、企業においてそのぐらいであるべきなのかもしれません。 以前このブログにも書きましたが、先日またマクドナルド創業者、レイ・クロック氏の「Grinding It Out」(和訳:「成功はゴミ箱の中に」) を読み返しました。ロケーション、仕事にあわせて必要なツールを設置、アイデアを出し合う場など、環境に関しても再度本当に必要なことが詰まっています。何よりも大切な、フルに活き、社会貢献となるようなビジネスを成功させる、というメインテーマに基いていることが大切だと思います。昨日は、有隣堂でバスケットボールをやっている三男と、サッカーをやっている次男にも良いので「一球の心理学」と「打てるもんなら打ってみろ!」を購入し、読みました。私にとっては、本物から学ぶ、という意味では大変良い勉強になりました。もちろんスポーツは大好きなので、面白く読めるということもあります。特に、「一球の心理学」を読んで、今や先進社会のトレンドは、90年代当初に注目を浴びた複雑系を応用した心理学、社会学とハードな物理的測定を合わせた手法を使うことを確認しました。ワークプレイス業界でも今やそれに挑戦しはじめています。 大きな視野でのサステナビリティ(環境だけではなく、企業、社会の持続性)と繋がっているこの新しいホリスティック( 全体論的)なビジネス運営、ワークプレイス作り手法についてはまたのエントリーで。
Companies that can afford to have uninspiring workspace
Companies that can afford to have uninspiring workspace Fear: Employees afraid to lose their jobs Love: Employees love their jobs, pay, status of their company or their position Companies that need inspiring workspace Attract: Employees with rare talents; employees to do dull, or painful work Impress: Visitors
Workspace is the result of how company feels about its employee
Simple! An action speaks louder than words.
What does productivity mean?
I noticed that I choose to write English entry when I feel like being philosophical or contemplative, and to write Japnese entry when I feel what I will write about will be pretty factual and not offensive to general public. Departing from Tokyo, I went with 2 of my clients to do some research work… Continue reading What does productivity mean?
フリーアドレス性オフィスとうつ病
「どのオフィスの移転も改装も、上手くいったと言うに決まっているじゃないですか。何千万円、何億円を使って移転、改装するんですよ。経営判断したんですから失敗したなんて言えませんよ。」と知り合いとの話になった。 ビジョナリー・ピープルにあったが、World Health Organizationは、2020年には、人が働けなくなる病気2位はうつ病になると予測しているそうだ。 未だにぞくぞくとフリーアドレス性のオフィスにして上手くいったという事例が後を絶たない。企業の経費節約の手段として、これからもしばらくはフリーアドレスが増えていくだろう。 その反面、フリーアドレスは生産性を下げる、フリーアドレスは一部の人間をうつ病にしてしまう、という声を現場でよく聞くようになってきた。 先日イベントでお会いしたかたと話していた時に、ある大企業がフリーアドレス性導入事例のプレゼンをしたところ、質疑応答の最初の質問は、「お宅の会社のうつ病の比率は何パーセントですか?」だったとの事だ。 私の個人的経験からいうと、モバイル化もフリーアドレス性も、その対象者にはかなりストレスがあるし、 ある面で効率が良くなっても、効率が悪くなる面もある。仕事の効果としては、良くなったのかはっきりと分からない。動き回れることは便利だが、自席というベースがないということは、場所で会話や仕事の中身を記憶させることができないので、「落ち着く」という感覚があまりない。人によって違うが、一般の日本人の思考や認知パターンを理解することが大切だと思う。以前一緒にプロジェクトに参加させて頂いた方が、19歳から21歳ぐらいまでの思考、行動、認知、社交パターンが一生続く、と教えてくれた。だから今の若手と、IT社会前の人たちとは動きも考え方も違う。 人が企業の運命を左右させるわけだから、今やフリーアドレス性オフィス対一人一席の効率・効果のしっかりとした調査・研究をせずに、安易なワークスタイルを選択し、オフィスコスト削減はするべきではない。