場創りの前に

以前働いていた会社で、ヘッドハンターを通じて雇われてきた方が私の上司となったことがあった。履歴書は素晴らしい内容だったし、インタビューでも、準備の時点のコミュニケーションでも優秀そうな方だった。でもその方は、一度入社すると、大切な事は自分で何も決めない、人の仕事の内容を考えない、会社のビジネスの流れを総合的に理解していない人だという事が、ものの数週間で判明した。運良く私は妊娠していて、その時点での耐えがたい状況からとにかく離れるために、早めに産休に入った。その方は、私が産休の間に会社を去っていった。 先日ビジネスで長年お付き合いさせて頂いている方とお話をしていた所、その方の名前が出た。なんと、

スチールケース新装パーティ

昨晩スチールケース・ライブオフィスにて新装パーティが開催されました。いつものお客様のほかに、個人的にBlogで知り合った場創りに興味を持たれている方たちも数人お招きしたところ、快く来て下さいました。私はホスト側だったということもあり、挨拶をして、相性のよさそうな人達を紹介したりするだけで、ほとんど会話に参加できませんでしたが、今度は別の場をセッティングして、Bloggerの皆さんとまたお会いしたいと思っています。      

ワークプレイス創りの条件

2004年1月10日のエントリーで、場創りに関するリーダーシップの必然性について書いた。今夜場創りに関わった経験のある方たちと話をしていた時、FM(ファシリティーマネジメント)の学部について教えて頂いた。日本の大学は、FMは建築学部になる。アメリカでは学校によって違うが、コーネル大学では家庭学部の一部だそうだ。そこから、日本でのFM推進の話に展開した。日本ではFMは家具屋主体のNOPA(ニューオフィス推進会)とゼネコン主体のJFMA(日本ファシリティマネジメント協会)でここ10数年進められている。一般的なイメージとして、NOPAは家具を売る観点からFMを考え、JFMAは建物を売る観点からFMを

大きな変化が起こる時

先日世界的に有名な日本の製造会社のデザインセンターを訪問した。若手デザイナー2人と、役員の方1人と色々な事について面白い話ができたが、大ヒット商品のプロジェクトの話が大変印象的だった。1人の若手デザイナーが、今ちょっと秘密組織的感覚のコミュニティで、面白い情報交換会を、変な場所で行っているという話をしてくれた。それに関して私が、そういった秘密の場所みたいな所で面白いプロジェクトが始まることがよくありますよね。例えば公にやるとそんなつまらない事で時間をかけるなとか、金をかけるなとか言うプロジェクトは、ある程度成果が出るまで、そうやってないしょで進めていくのが一番ですよね。それで大ヒット商品ができ

リーダーシップの必然性

年始のご挨拶をかねて、茨城のクライアントを訪問した。ここは日本ではよくある工場の建物の一部が商品開発の設計のエリアとなっている会社だ。お忙しい設計プロジェクト統括管理者なので、ちょっと挨拶だけにしておこうと思っていたところ、話し込んでしまい、2時間も居座ってしまった。 「やっぱり気をつけていないと、すぐにコンセプトから離れてしまうね」との話だった。そこの住居者にまかせておくと、いつのまにか書類の山になり、便利だからと自分の席の周りにやたらと人を集める。本人達に、総合的観点が無いとこうなる。だから、大きな組織になると、強いリーダーシップ無しではワークプレイス創りなんてすぐにだめになってしまう。こ

土木建築

今日のBiztechメルマガで、建築とアートについての記事があった.私は以前から芸術家、デザイナー、建築家達に深い敬意を持ち、あこがれている。人を一瞬で幸せにできる人たち。それって凄い技だ。私はちょっと前は都市開発に対してホットだったのが、現在どちらかというと、土木建築に強い興味を持っている。万里の長城、橋、河川の樹木や公園、サイクリングロード、石垣。身近な自然だと思っていても、今の関東園はほとんど土木建築されている。 先日東京デザインセンターの本屋で、足が痛くなるまでずっと色々な本を手にとって読んでいた。最後にそこで、土木界の先駆者として知られる工学博士、広井勇の生涯を書いた『山に向かいて目

フリーアドレス制のワークプレイス

4年間毎年進化してきたフリーアドレス制の事務所で働いてきましたが、結局私はフリーアドレス制のワークプレイスではルーチン事務作業、持っている資料等をレファレンスにしながら行う集中作業は、自席を持っている頃の半分以下のスピードで行っていると思います。結局資料創りや、レポート作成の際には、紙の資料を見える所に置いて、どこになにがあるか分かってやっているのと違い、神経を使う事が総合的に仕事のスピードを落とす要素となる。また、事務所に来た時、毎回自分の巣を作るのに15分から30分(作業内容によってセッティングの時間が異なる)かけた後、落ち着いて、それから仕事の波に乗るという所までさらに30分程かかります

あるべきワークプレイス(働く場)とワークスタイル(働き方)

昨日は、場創りと人の健康な体つくりを比べたエントリーだったが、今日はゲストと手遅れな場合は?という話をした。 ビジネスの目標を達成するための働き方で、その働き方に的確な働く場を創るとき、あきらかに手遅れなやりかたは、人が増えたから、減ったから、建物が古くなったから、職場を変えて、ついでに働き方も変えようといったきっかけから手をつけるやりかただ。それは、まるで女性が更年期障害になってから、楽しく、長生きをするために体つくりを始めるのと似ていると思う。その時になってから必死にお金をかけてスポーツクラブに通い、カルチャークラブに通っても本当の楽しさも、健康も得ることはできないと思う。更年期障害になる

健康プログラム

今日の場創りの比喩:働く環境創りは、健康な体つくりに似ている。ベストな状態で自分のやりたいことをやるためには、体が基本。その体つくりは、自分の体質と、現状にあった健康プログラムが必要。偏った食生活をしていたり、適度に運動をしていなかったり、精神的にストレスが多かったりすると、病気になりやすい。そして病気になると、元気になるための選択肢は二通りあって、1.一般の医者に通って一挙にむりやり治すか、2.命に支障がなければ、精神面(社会面を含む)、肉体面を考慮した生活を通じて治していくかになる。 健康を目指す人たちの支え方も二通りある。1.一般的健康システムを提案し、人がそれに合わせて生活すれば健康に

会社で最高に幸せなひと時

朝電車にゆられ、On Writing Wellを読みながら、コーヒーは別に1日2杯飲んじゃってもいい、と決めた。事務所についたら朝はラテにして、午後はカプチーノにしよう。これって中毒なのかな・・・。 事務所に着くと、営業エリアは結構席が埋まっていたので、今日はマーケティングの皆も出張から戻っていることもあり、マーケティングのすぐ反対側で仕事をすることにした。まずはEメールの処理をして、今日の午後のセッションに向けて資料をプリントアウト。カラープリントで、全部で70ページ。しばらくかかるから、その間電車でうっとり考えていたラテを入れにいくと、なんと秘書の席に、大野さんからのお土産で美味しそうなチ

場創り:失敗

先週、8月にコンサルティングをさせて頂いた場創りプロジェクトのインテリア工事の現場を、一緒にコンサルティングを行った設計士と見に行った。私はコンセプト創りの部分までしか携わらなかったけれど、設計士からアップデートは受けていて、コンサルティングとしては失敗したというのはもうずいぶん前から分かっていた。現場を訪問した際に、ラッキーな事に、施設担当者の方々以外、コンセプト創りに参加して下さったユーザーと、新しい場所に入る部署のトップの方とばったり会い、お話を聞かせてもらえた。 何故失敗したか: 1.プロジェクトの途中で、プロジェクトを推進していた第一スポンサーである方と、ユーザーグループのプロジェク

場創りにかかる時間

今日は同僚の依頼でワークプレイス創りに関してクライアントとディスカッションを行った。最初は乗り気ではなかったけれど、結局話し出したらのめり込んだ。(いつものことですが・・・。) そこで、「スチールケースさんでは、この形のワークプレイスになるまで、どのぐらいかかりましたか?」という質問があった。私は即座、「6年かかりました」と答えた。そうだ。この形になるまで、まずはトップの強い意志があり、最先端のワークプレイス創りにコミットメントがあった。そして、徐々に働き方に合わせてITやデザインを変えてきた。短期的に一挙に変えたわけではないのだ。 今日読んだ『五輪書』に、地道かつ真剣な練習の積み重ねの大切さ

こんな所で繋がっているなんて

ベサニーと夕食の場で色々な話をしていたら、私たち二人ともトムソンの島崎さんと繋がっている事が判明した。よく考えてみると、島崎さんも、ベサニーもファシリティ・マネージャだから、全く縁が無いわけではありませんが、それでもびっくりするやら嬉しいやら。これだけでもびっくりですが、KDIの野村さんとも繋がっていた!いつかフィンランドで集まれたら良いな!アジアなら確立ありかもしれない。ワク、ワク!