家族と組織の関係

小宇宙だと思った。 私はよく知り合いに、私は社会性からいうと重症なハンディキャップがあると説明する。一人っ子というだけではない。9年前に次男が誕生するまでは、4人家族なんてなったことがなかった。その前までは、自分の家に帰ると、静かな部屋で大半の時間を一人で自由に過ごした。家庭内で姉妹と競争なんてする必要もなかったし、もともと物欲はあるほうではなかったけれど、欲しいものは何でも簡単に与えてもらった。とにかく人と何かを解決しなくてはならないということは、家庭内で経験したことは無かった。だから、学校、社会に出ても、何か人と解決しなくてはならない時は、ひたすら避けるか逃げるかをしてきた。 私の社会性を

成功事例の後

以前訪問した際に、場創りに成功している外資系だと関心した企業を再度訪問した。その変化にびっくりした。ワークプレイスインテリアは以前と同じ、快適なデザインだった。でも何故か前回訪問した時に感じた暖かさがなかった。理由は分かった。キーポジションにいた部長が移転し、後任の部長はワークプレイスに関して興味が無く、フリーアドレス制だったエリアも、部長みずから固定化してしまい、今では全部員が固定した席にしか座らなくなったという。また、新しい部長の人間関係スキルはあまり高くなく、自分のやりかたでしか仕事を進めさせないという。社員の顔に以前見たスマイルは無かった。 一人のキーメンバーの入れ替わりで、ワークプレ

ショールーム創り

最近、ワーキング・ショールーム創りのアドバイスを良く求められる。私達のワーキング・ショールームツアーがたいそう面白いらしい。結局は、自分たちで使っていて、どの商品のどこが個人的に好きで、どういうふうに使うのが良いか、何が上手くいって、何がだめか誰でもわかるように話せるからだ。私の友人の洞察さんが以前言った。ショールーム創りのコンサルティングを始めれば良いのに、と。どうすればそんなプロジェクトを掘り起こせるだろうか?

居室のど真ん中にあるコミュニケーションスペース

ここ数年間居室のど真ん中にコミュニケーションスペースを作るというのが流行っていた。コンセプトとしては、田の字型、又は色々な形をした島が沢山ある居室の真ん中にやぐらのような柱システムを設置し、その中に打ち合わせテーブルや、ソファを置いて議論をすることによって、コミュニケーションを促進させ、情報が自然と知れ渡るようにする、というもの。 この試みは、ほとんど失敗している。なぜか。 1.コンセプトはわかるけど、そこを機能させるためのツールが揃っていない。 2.コンセプトは良いけれど、そこを使う人たち・部署の文化がそんな場所で活発に議論できるものではない。 3.そのコンセプトに惹かれて導入した際の部署責

場創りの前に

以前働いていた会社で、ヘッドハンターを通じて雇われてきた方が私の上司となったことがあった。履歴書は素晴らしい内容だったし、インタビューでも、準備の時点のコミュニケーションでも優秀そうな方だった。でもその方は、一度入社すると、大切な事は自分で何も決めない、人の仕事の内容を考えない、会社のビジネスの流れを総合的に理解していない人だという事が、ものの数週間で判明した。運良く私は妊娠していて、その時点での耐えがたい状況からとにかく離れるために、早めに産休に入った。その方は、私が産休の間に会社を去っていった。 先日ビジネスで長年お付き合いさせて頂いている方とお話をしていた所、その方の名前が出た。なんと、

「当たり前」を学ぶ

日経BP IT Proのメルマガで、ビジネス・スクールに通うITエンジニアたち」というヘッドラインに興味を持ち、記事を読んでみた。ビジネス・スクールに通うITエンジニアたちがなぜ経営を学んでいるのか,また仕事を行う上でどのように役立っているのかを取材したものだが、 あるITエンジニアが「経営の仕組みを学んでいなかったらと思うと,ぞっとする・・・これまで自分が作るシステムがユーザー企業の経営にとってどんな意味を持ち,どのように役に立つのかが分かっていなかった」と語ったとの事を読んで、逆に今だにこんな当たり前のことを理解しようとしないでシステムを作っている人たちが大半なのかと愕然とした。 場創りの

スチールケース新装パーティ

昨晩スチールケース・ライブオフィスにて新装パーティが開催されました。いつものお客様のほかに、個人的にBlogで知り合った場創りに興味を持たれている方たちも数人お招きしたところ、快く来て下さいました。私はホスト側だったということもあり、挨拶をして、相性のよさそうな人達を紹介したりするだけで、ほとんど会話に参加できませんでしたが、今度は別の場をセッティングして、Bloggerの皆さんとまたお会いしたいと思っています。      

ワークプレイス創りの条件

2004年1月10日のエントリーで、場創りに関するリーダーシップの必然性について書いた。今夜場創りに関わった経験のある方たちと話をしていた時、FM(ファシリティーマネジメント)の学部について教えて頂いた。日本の大学は、FMは建築学部になる。アメリカでは学校によって違うが、コーネル大学では家庭学部の一部だそうだ。そこから、日本でのFM推進の話に展開した。日本ではFMは家具屋主体のNOPA(ニューオフィス推進会)とゼネコン主体のJFMA(日本ファシリティマネジメント協会)でここ10数年進められている。一般的なイメージとして、NOPAは家具を売る観点からFMを考え、JFMAは建物を売る観点からFMを

大きな変化が起こる時

先日世界的に有名な日本の製造会社のデザインセンターを訪問した。若手デザイナー2人と、役員の方1人と色々な事について面白い話ができたが、大ヒット商品のプロジェクトの話が大変印象的だった。1人の若手デザイナーが、今ちょっと秘密組織的感覚のコミュニティで、面白い情報交換会を、変な場所で行っているという話をしてくれた。それに関して私が、そういった秘密の場所みたいな所で面白いプロジェクトが始まることがよくありますよね。例えば公にやるとそんなつまらない事で時間をかけるなとか、金をかけるなとか言うプロジェクトは、ある程度成果が出るまで、そうやってないしょで進めていくのが一番ですよね。それで大ヒット商品ができ

リーダーシップの必然性

年始のご挨拶をかねて、茨城のクライアントを訪問した。ここは日本ではよくある工場の建物の一部が商品開発の設計のエリアとなっている会社だ。お忙しい設計プロジェクト統括管理者なので、ちょっと挨拶だけにしておこうと思っていたところ、話し込んでしまい、2時間も居座ってしまった。 「やっぱり気をつけていないと、すぐにコンセプトから離れてしまうね」との話だった。そこの住居者にまかせておくと、いつのまにか書類の山になり、便利だからと自分の席の周りにやたらと人を集める。本人達に、総合的観点が無いとこうなる。だから、大きな組織になると、強いリーダーシップ無しではワークプレイス創りなんてすぐにだめになってしまう。こ

土木建築

今日のBiztechメルマガで、建築とアートについての記事があった.私は以前から芸術家、デザイナー、建築家達に深い敬意を持ち、あこがれている。人を一瞬で幸せにできる人たち。それって凄い技だ。私はちょっと前は都市開発に対してホットだったのが、現在どちらかというと、土木建築に強い興味を持っている。万里の長城、橋、河川の樹木や公園、サイクリングロード、石垣。身近な自然だと思っていても、今の関東園はほとんど土木建築されている。 先日東京デザインセンターの本屋で、足が痛くなるまでずっと色々な本を手にとって読んでいた。最後にそこで、土木界の先駆者として知られる工学博士、広井勇の生涯を書いた『山に向かいて目

フリーアドレス制のワークプレイス

4年間毎年進化してきたフリーアドレス制の事務所で働いてきましたが、結局私はフリーアドレス制のワークプレイスではルーチン事務作業、持っている資料等をレファレンスにしながら行う集中作業は、自席を持っている頃の半分以下のスピードで行っていると思います。結局資料創りや、レポート作成の際には、紙の資料を見える所に置いて、どこになにがあるか分かってやっているのと違い、神経を使う事が総合的に仕事のスピードを落とす要素となる。また、事務所に来た時、毎回自分の巣を作るのに15分から30分(作業内容によってセッティングの時間が異なる)かけた後、落ち着いて、それから仕事の波に乗るという所までさらに30分程かかります

あるべきワークプレイス(働く場)とワークスタイル(働き方)

昨日は、場創りと人の健康な体つくりを比べたエントリーだったが、今日はゲストと手遅れな場合は?という話をした。 ビジネスの目標を達成するための働き方で、その働き方に的確な働く場を創るとき、あきらかに手遅れなやりかたは、人が増えたから、減ったから、建物が古くなったから、職場を変えて、ついでに働き方も変えようといったきっかけから手をつけるやりかただ。それは、まるで女性が更年期障害になってから、楽しく、長生きをするために体つくりを始めるのと似ていると思う。その時になってから必死にお金をかけてスポーツクラブに通い、カルチャークラブに通っても本当の楽しさも、健康も得ることはできないと思う。更年期障害になる

健康プログラム

今日の場創りの比喩:働く環境創りは、健康な体つくりに似ている。ベストな状態で自分のやりたいことをやるためには、体が基本。その体つくりは、自分の体質と、現状にあった健康プログラムが必要。偏った食生活をしていたり、適度に運動をしていなかったり、精神的にストレスが多かったりすると、病気になりやすい。そして病気になると、元気になるための選択肢は二通りあって、1.一般の医者に通って一挙にむりやり治すか、2.命に支障がなければ、精神面(社会面を含む)、肉体面を考慮した生活を通じて治していくかになる。 健康を目指す人たちの支え方も二通りある。1.一般的健康システムを提案し、人がそれに合わせて生活すれば健康に